楽しい世界。
最近、僕はよく旅に出ます。
旅に出ると、思いがけないことに必ず遭遇します。
数年前、バンコクのドンムアン空港でプーケット行きのタイ航空機に乗りシートベルトを締め離陸を待っていました。
30分たっても、1時間たってもそのタイ航空の飛行機は飛ぶことはありませんでした。
2004年12月26日インド洋津波の当日です。
あれから僕は10回プーケットへ飛びました。
下の写真は、2006年12月31日のパトンビーチです。
この日の夜、パトンビーチではコームロイという熱気球を鎮魂のために何千と飛ばします。
これはとても美しく幻想的な光景です。
そして、ソイバングラでは、爆竹が一晩中鳴り響き、
いたるところで花火を打ち上げます。
知らないもの同士スプレーの掛け合いをします。
怒る者は誰もいません。笑いながらかけたり、かけられたりしています。
無事に1年を終わることができた喜びと、新しい年を迎える期待の音と光と心の競演です。
そして、2011年3月11日、宮城県沖を震源とする東日本大震災が起こりました。
運命は皮肉なものです。
地震・津波対策は万全、原発は安全と専門家から洗脳されていた日本国民は不幸でした。
インド洋津波の時に地震、津波、原発の専門家が日本もこのままでは危ないと警告したでしょうか!
1611年の慶長三陸沖地震、1896年の明治三陸沖地震、1933年の昭和三陸沖地震で
多数の死者・行方不明者を出しているにもかかわらずです。
これは千年に一度の天災として片づけることは出来ないと思います。
今、座右の銘を眺めながら考えています。
「死ぬまで迷え」「死んでも迷え」
いつまでも迷いは続きます。
楽しい世界はないのでしょうか?
2011/4/6
有限会社ファックス仙台
取締役 星 康夫
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